ローカルマニフェスト推進連盟in茅ヶ崎

2月7日~8日。大雪と心配される中、神奈川県茅ケ崎市へ、ローカルマニフェスト推進連盟主催湘南勉強会に参加しました。

寒気は北陸で、神奈川県は噓のような陽気に恵まれました。

新幹線の中、美しい雪化粧した富士山が見れた事から感激でした。

ゴールド像の加山雄三さんにもお迎えいただきました。

今回の勉強の仲間は北は北海道から南は九州から集まった約50人の仲間の議員。

茅ヶ崎市議会議員の岡崎進議員には大変お世話になりました。まずは茅ヶ崎市議会議場見学。

 

議場はフラットで、音楽会、イベントにも使えるように・・
そして、女性議員を増やすために、授乳室。個室も2つ完備。あまり使用はないとのことでしたが・・

電子採決は最新です。

北川先生は体調を崩されたということで、基調講演は大正大学教授 江藤俊昭氏のお話。

議会の役割 基本編から・・

住民を巻き込んでの広聴をしながら、議員間討議を重ねながらの政策立案が大切。

成果が出たのか。住民の福祉向上に繋がったのかが本来の仕事である。

書かない窓口DXsaasについて市の職員からお話をお聞きする。

市役所内でプロジェクトチームを立ち上げ、神奈川県で最初の導入となったらしい。

すっきりとしたフロアー。市民は何が必要かを伝えるだけで必要な書面に印刷されたものが用意されるらしい。

 

茅ヶ崎市も今年の1月からの運用で、はじまったばかりとか・・

DXの取り組みとして、電子契約の導入のお話もお聞きした。職員の手間も軽減され、間違いもなくスムーズに運用されているらしい。

日本のデジタル化は遅れている。新しいものを受け入れる風土が欲しいと思います。

慣れることでまた新しい世界が見れるのでは・・

茅ヶ崎の海岸浸食対策 環境に配慮した養浜事業について説明を受けました。

サザンで有名な湘南の海。この美しい砂浜を維持するために、本当に大きな予算と人の力、熱い思いで守られていることが分かりました。

自然は正直で残酷です。この事業にも終わりはありません。

また、市民力の高い茅ヶ崎市。

その取り組みが紹介されました。

こども選挙。子どもが運営し選挙をする。

主権者教育に大きく成果をあげていると言わざる負えません。

立候補者を知ることで、まちのことを考える機会に・・

そこに大人がサポートしています。子どもが変われば大人も変わる?

純粋なハートの時にこのような経験をすることは大きいと感じました。

また主権者教育の一環としてもう一つ。

今回のメインのテーマでもありました「まちのBAR」

市民である女性が議会をもっと知ろうと思い議会ツアーを企画したり、議員と市民の集まりの場として、「BAR」を運営。

 

1日目の夜は「まちのBAR]に参加することができました。
茅ヶ崎市の市民も参加し議員は20名限定で5グループに分かれてテーマ「自分のまちの好きなところ・良くしたいところ」を話しました。

活発な議論。熱い思いが伝わります。このまちは新しい市民と長く住まれている方が混在しているんだと・・
加山雄三や、サザンオールスターズとおしゃれなイメージがあるけれど、自治会の未加入問題など何処も同じ悩みを抱えていました。

しかし、まちのこと真剣に考え、自らが参画して市民が多いとのこと。素晴らしいことと思いました。

研修2日目

朝の散歩は前の公園に・・

ピアノのような建物を見つけ近寄ってみると、赤とんぼ♪の楽譜と山田耕作名が刻まれていました。

音楽に溢れたまちだなと・・

「自治体DXの展望について」元デジタル大臣 河野太郎氏のお話を聞く機会を得ました。

私は自民党ではありませんが、国の一線で活躍されてきた大臣のお話は説得力のあるもので、政治がそこにあるようでした。

国は進めているけれども地方ではなかなか進んでいない実態。

地方には人材が足りません。情報が伝わっていないことが良くわかりました。

これからだと思いますが、時間がかかりそうに感じました。

藤沢市の究極の議員間討議

「議会広報のあり方」開成町議会の広報について

一般質問の前と後に議員にビデオでインタビュー。市民に大変好評ということでした。

議員同士がビデオを取り合うらしい。そのようなアプリがあると教えていただきました。

また、議員になり手不足解消のために、議会提案でハラスメント条例を策定。

町長だけにまかせてはいられない・・大変熱意ある議長のお話に圧倒されました。

また、同じ議員仲間で勉強しあっていた方が町長に

真鶴町議会 町長 小林伸行氏のお話。

様々な資格と経験を積み、はれて町の町長へ・・

しかし現実は厳しく。公共施設の再編化を行っておられるとのことですが、議会が活発で、反対をされることも多いとのこと。

その苦労話はとても新鮮で興味深いものでした。

そのほかに、横浜市議会の「こども条例」の制定までのプロセスをお聞きしました。

各会派の調整にご苦労頂いたとのこと。執行部と調整をしながら進めることがポイントだと思います。

第1会派がまとめていったことが成功の鍵であると思いました。

パネルディスカッションでは、

相模湾の海岸美化活動を神奈川県が唯一補助金を出しながら大きな予算で運営されていること。砂が移動してしまう現実。

徳島県海岸漂着対策協議会の小松嶋市議会議員の南部とおる氏の活動も初会されました。

海を守ることは大変なことなんだなと痛感しました。

学習の後、希望者でサザン通りを歩いて海まで歩き・・一面に海岸が見えた時思わず「うわぁ~」と声が出てしまいました。

美しい海岸を維持していくのは大変なんだと・・

噛みしめながら、海を後にしました。

茅ヶ崎海岸からも雪化粧した富士山が・・・

多くの仲間の皆さん、2日間ありがとうございました。

 

またそれぞれのまちで、住民福祉の向上にために努力してまいりましょう。

 

皆さん、ありがとうございました。