7月29日(木)~7月30日(金)
無所属の会・市民の力会派研修に行ってきました。
29日 奈良県生駒市 100の複合型コミュニティ
4月15日、JIAMの研修にて、生駒市長 小紫雅史市長のお話に感動し、是非とも行ってみたいと思っていたことが実現しました。
コロナ禍のピンチをチャンスに変えるまちづくり。
そこには小自治体組織での支え合いが人口減少、少子高齢化社会を救う鍵となることを実感しています。
その仕組みをどのように構築していけば良いのか、そのヒントが欲しいと思いました。
そこには、地域活力創生部 市民活動推進課の職員の絶え間ない努力を感じました。
人と地域がつながる「場」づくりが重要で、今までに出会うことのなかった人が顔見知りになるきっかけづくりが地域全体の大きな変革となる。
令和2年度から始めており、交付金受託期間は3年で、独立をしていくことがねらいであり、課題。
127自治体がある中、手あげ方式で、自主的な事業を展開していく。
令和3年度は、7サークルが活動し、ゴミ捨てによる交流、まちかど図書館や、家庭菜園の販売所、買い物支援策としても、有効な活動と感じました。もともと健康政策に力を入れ、サロン、健康相談の場所がつくられており、そこの活動を膨らまして、カフェをしたり、学習会をしたりと、交流の場に発展してきたと言います。
職員が、現場へ赴き、困り事を聞き出す事から始めたと・・
その努力は大変な事のようでした。
支援補助金は上限50万円の3年間。
その他に、民間の市民エネルギーパワーを循環して得た財源700万円をコミュニティの財源にあてていました。
企業の協力も始まっているとお聞きしました。
目標は100の自治会。
横断的な問題を、全庁あげてのプロジェクトチームを立ち上げて、その上部団体に、課長チームを立ち上げ取り組んでおられました。
市長の想いも大きいのだと思います。
歩いて行ける身近なコミュニティの形成をめざして、複合型コミュニティに取り組まれて行かれます。
大切なポイントの数々を学べた気がします。
7月30日 兵庫県 姫路市 歩行者と公共交通のみの「トランジットモール」化
この研修内容も、4月のJIAM研修にて、広井良典氏の講演の中で紹介され、日本で初めて整備された人に優しい駅前広場がどのようにしてできあがっていったのか。その空間を体験したく、研修に行けることとなり、大変有意義でした。
姫路市 都市局 市街地整備部 姫路駅周辺整備課の課長、係長に手厚い対応頂きました。
トランジットモール化に至るまで、17回の推進会議を開催し、市民からの意見により、歩行者に安全な駅前の実現にこぎ着けたとお聞きし、市民の熱い想いが国やJR、市を動かした事に、感動しました。
市民を巻き込んだワークショップが日本で最初のトランジットモール化の実現となったのです。
開かずの踏切や、右折できない道路など、駅周辺の懸案事項も数々あってのことであったようです。
一直線上にそびえ立つ姫路城のなんと美しく壮大な事でしょう。世界遺産となった姫路城が一段と栄えて見えました。
そこにまた、とことん市民との意見交換をした職員の努力を感じましたし、市民の積極的に市政に関わる姿勢が素晴らしいと実感しました。
湖南市も現在、三雲駅周辺の土地利用について、また、石部駅のバリアフリー化、駅周辺整備がすすめられていますが、見習う点は数々あると感じました。
障がい者にも優しい駅周辺整備にも引き続き力を注いで参ります。
大変有意義な思い出深い研修となりました。