あの震災を忘れない・・・in陸前高田LM研修会

 

10月3日~5日 LM推進連盟東北勉強会in陸前高田に参加しました。

石部を始発に乗っても現地の研修時間まで間に合わず、一ノ関にて前泊に・・

JRが点検のためこの日から運休で急遽高速バスで移動をしようと思いましたが、友人の車に便乗させて頂く事が出来、無事に12時頃、陸前高田市に到着しました。

この地には、11年前東日本大震災の年の夏にお邪魔をさせていただいた事があります。
その後の復興をこの目で確かめたいということが今回の研修の目的でもありました。

元三重県知事 北川正恭先生のお話。

善政競争。地方から日本を変えるんだと・・

大正大学社会共生学部教授 江藤俊昭先生のお話・・

多様性の議会が住民自治の根幹である。住民福祉向上に向けて、政策形成サイクルうぃ循環させ、政策提言に繋げる。

議員間討議でしっかり議論。

善き政策は、善きシステムから生まれる。成熟度評価が不可欠。

住民自治は公開と討議。意見交換会が重要。

議会が決定していくその議決が全てを決定する重みを感じること。

会津若松市  目黒章三朗氏「地方議会成熟度評価モデルの仕組み」

奥州市    菅原由和氏「議会改革の実践」についてお話をお聞きしました。

1,議会の「見える化」の実施。2,広報広聴活動の充実。3,政策立案・政策提言サイクルの充実強化。4,議員間討議の制度化と市民への説明責任。5,議員なり手不足解消の調査研究

を実践されてました。

私が、議会改革推進特別委員会委員長のときに進めたかった、常任委員会代表質問はどちらの市も進めておられました。

議員間の連絡をLINE WORKS を利用されていました。これは便利だと思いました。

議員定数と報酬については、削減だけが改革ではない。

住民自治が進められる人数と認められる議会が重要であると思っています。如何に信頼される議会としていくのかが重要だと感じています。

5日は現地視察となりました。

高台に移転された市役所から、海を眺めての担当職員の説明。そして、議長の福田利喜氏のお話。

まだ4割の方しかこの地に戻られていない。住宅補助は県住宅では市の施策は受けられなかったり、

空き地になったか箇所の草が繁茂していて困っているとのお話を聞きました。

 

11年前の何もなかったあの風景。今も草原が広がっていました。

この地域の方々の暮らしはまだ厳しい現実がありました。しかし、懸命に生きておられました。

場所を東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアルに移動し、

救助の方々の映像。津波の映像を擬似的に体験しました。綺麗な住宅街が一瞬で無くなってしまいました。

「津波てんでんこ」自分の命は自分で守る。一見冷たいようですが、周りの方への配慮となるのです。

誰かを助けに行って、亡くなった方が多いとの事でした。

そして、国営高田松原津波復興祈念公園へ・・

研修メンバーで、献花させてもらいました。この地で大くの方が亡くなったかと思うと、心震えました。

津波警報が出たとき、車で逃げた方は、道路が1本で逃げられなく大渋滞で逃げられなく、多くの方が亡くなったとのお話で、その教訓を活かし、道路を広げて建設されたそうです。

次世代に語り継いで行くためにも、私達は決して忘れてはならないと思いますし、海外も含めて多くの方が助けに来て下さった事も忘れてはならないことでしょう。

日々の防災活動。今、私に出来ることに、これからも取り組んでいきたいと思いました。