オンデマンド交通施策と公共施設のマネジメント研修会

総務常任委員会 県外研修in千葉県 平成元年8月6日~7日

1日目 柏市 「デマンド交通について」

柏市は人口42万8000人。東京サラリーマンのべットタウンで、1市1町が合併をしてできたまちです。

沼南地域では、バス路線が少なく、高齢化が進んでいます。コミュニティバスの利用が少ないことから、事業仕分けで指摘され、実証実験を行い、現在他に影響が出ないように、取り組みを進めています。

区域内・・300円。 区域外・・500円に設定し、1日乗車数が目標の30人をクリアした。

60才以上がほとんどで、停留所は400カ所。限りなくドアツードアを求めた。そのことにより、予算が500万円減少し、市民も出かけることが多くなり、健康予防策にもなった。今後は周知が重要で、これ以上の伸び悩みが課題。予約が手間と感じている人や、200円でコミュニティバスに乗れたのに、高くなったとの意見もある。すべての人が満足する事は難しいなと感じました。

システムについては、東京大学とシステム研究を重ね現在があります。

湖南市でも現在実証実験を行っていますが、今後どうすれば喜んでもらえるか。何が必要なのか、委員会で議論していきたいと考えています。

2日目 市川市 「公共施設のマネジメントについて」

富岡職員からお話をお聞きしました。

この町も人口約49万人と湖南市より多いまちです。

課題としては、個別計画がなかなか理解いただけない事や、具体的な公民の手続きが形骸化してないか、計画にない施設の整合性にあるとお聞きしました。市長がスポーツの振興を掲げて市長に当選されたこともあり、計画にない市民プール建設が突如として発生した。

学校施設が公の施設の約半分。廃校にするには、なかなか難しいものがある。

保育施設については、耐震は、民営化して進める計画。これは、湖南市も同じでした。

質疑では、指定管理者制度で、直営に戻すことも考えているかの質問に、第三者委員会、モニタリンゴの中で、そのような意見に決まったときには、それもあり得るとの回答。

大変参考になりました。

湖南市でも大きな外郭団体の精査が行政改革計画に謳われています。今後もしっかりと注視していきたいと思いました。

大変有意義な研修でした。

委員会としてまた、提言していけたらと思いました。

朝はいつも散歩に出かけます。

その町を感じられるので好きです。