議会改革第2ステージを考える in岩倉市

1月17日 「議会改革第2ステージを考える 東海からチーム議会を目指して」

岩倉市へ来るまでいってきました。1時間30分。

136名の参加者。生涯学習センターの1室は目一杯参加者が入りました。

基調講演は私の大好きな北川正恭先生。ローカルマニフェスト推進連盟顧問をされています。

地方分権改革から5年。地方分権一括法が制定され、機関委任事務を撤廃しました。

しかしそれからなかなか改革は進みません。

パートナー、議会事務局とのありかたについて。議員を補佐する対等な立場。

執行部追認議会では市民の信頼は得られません。

議会が法律を変えるだけの専門的知見を活用して政策立案能力をあげていかなくてはなりません。

しかしながら法律をつくるだけのスタッフは配置されていません。

これからのステージは議会事務局の広域連携が模索されています。

議会が一つになるチーム議会をめざしていかなくてはなりません。

 

先進事例報告

「議会と市民のコミュニケーション「きてちょ~議会報告会」の取り組み」

岩倉市議会議長、黒川武氏のお話を聞く機会を得ました。

定例会前に市民の皆さんの意見を予算審議に反映する「きてちょ~議会報告会」1名の参加者が28名となりました。

意見交換会

昨年末で30回。(参加者約550人)市民活動団体、商工会、農業委員会など行政区などを対象に・・

「おむすびトーク」若者との意見交換会

「おだんごトーク」外国人ママとの意見交換会

会議でお団子を出すなど、参加者を食べもで誘い出す作戦。

参加者は23名で、子育て支援、教育をテーマにその悩みを話し合った。

議会サポーター

議会基本条例推進協議会の中に課題を調査するためのチームを設置。「岩倉市議会サポーターの運用に関する要綱」を定め、議会サポーターの職務を定める。現在、湖南市も議会広報モニター制度設置に向けてのアンケートが開始されています。

委員会代表質問

可児市議会・四日市市議会のTTP(徹底的にパクる)

提案型質問を行う。委員会質問の方が個人よりも議会として重みがある。

 

今後の展望として、議会パネルディスカッション

犬山市議会議長 ビアンキ・アンソニー氏の話

市民フリースピーチ 議場で市民の意見を聞く。

予算審議の前に・・政策提言に繋げる。

ふれあいトークを開催。

私が尊敬している可児市議長 川上氏のお話では、PDCAサイクル 9が議会前に評価をおこない、高校生議会では、高校生の投票率が上がりました。

議会事務局について

議員のお世話係ではない。議会事務局は何のために仕事をするのか。市民の福祉向上のために議員と一緒にチーム議会を目指す意識改革が必要。

議会事務局パネルディスカッションでは、可児市議会事務局長 田上元一氏のお話。

議員と一緒になって市民のために仕事をする。事務量が増えてもそれは慣れてくるとのこと。

また、大津市議会でおなじみの清水克士士のお話。

広域連携・・誰のために仕事しているのか。議員とフラットに、フレンドリーな関係が必要。

議会改革のためなら喜んでする

専門的知見の活用が重要との見解でした。

滋賀県での取り組み「軍師ネットワークの取り組み」を是非とも清水氏には進めてほしいと思いました。

第2ステージに向かって・・また刺激を受け、気持ち新たに頑張っていきたいと思えました。

 

18日 2日目は岩倉市商工会女性部が商工会全国大会で最優秀賞を受賞した取り組み

ビジネスサポートセンターの取り組みの一つとして、

「女性ならではの見方・考え方で「女性の創業・チャレンジ」「創業マルシェ」の取り組みをお聞きしました。

子育てをしながら仕事したい。といった女性の願いを実現したものです。

素晴らしい実践で、湖南市でも聴いてみたい案件であったと思いました。

研修を終えて、桜は咲いていませんでしたが五条川の桜並木を見て帰ってきました。

実り多き研修でした。

湖南市でも少しずつでも前に進めたいと思います。