総務常任委員会in富山

10月30日、富山県南砺市に移住定住施策について行政視察に伺いました。

総務常任委員会では、委員会として移住定住施策に取り組むとしてきたところでもあります。

婚活支援からはじまり、移住定住施策と、若い家族が移り住んで実績が上がっています。

南砺市協働のまちづくり支援センターをショッピングセンターに設置しその開設時間は土日・平日と午前10時から午後7時まで。空き家も利用しながら、努力をされてきています。

高齢化率は2040年には43・9%、人口も4割減るだろうとの予想です。

国からの大きな援助をいただきながら、子育て支援、学童保育の無料化などを進めています。

自治会加入率は90%を超え、若者が古民家で住む良さを楽しんでいるとのことでした。

過疎債や合併特例債など多額の補助があることが羨ましい限りでした。

湖南市の高齢化率は約23.5%。今後急激に高齢化は進むのですが・・今は他市に比べて比較的若いようです。

 

 

10月31日 富山県射水市  コミュニティバスとデマンドタクシー

 

人口は湖南市の約倍で高齢化率は29.5%。

平成17年に5市町村が合併した市です。旧新湊市にはすでにコミュニティバスは運行していましたが、他の旧3町村においても平成19年度に本格運行が開始されました。

平成28年に新庁舎となり、バス運行の目的には、公共交通空白地域の解消、市街地の活性化などもありますが、市民の一体感の醸成も目的の一つです。

1人1回200円。湖南市より安いものでした。

また、運営経費が約2億7000万円と大きいもので、運賃収入は18%と厳しいものでした。

QRコードを使用しながらの時刻表の掲載や、移動時間の短縮など努力をされていますが、経費削減、費用対効果の向上が課題とお聞きしました。

私が今回お聞きしたかったのがデマンドタクシーです。

現在、石部南学区まちづくり協議会で試験的にタクシーを利用しての乗り合いタクシーを計画している所だからです。射水市の取り組みは、コミュティバスの乗車率がなかなか上がらなかった2地域について運営されており、その運営費用は約2000万円。国からに補助は今後の課題ということでした。トップの考えが大きく影響し、今後民間の力も合わせて考えて行きたいとのお話でした。

1人に1441円かかっており、1回乗車は300円。回数制限はありません。

タクシー会社に委託となっており、その事務的処理もタクシー会社でされます。

湖南市も1路線なくすと約600万円の税源が確保できると聞いています。コミュニティバス運行の予算約7000万円を如何に有効に市民のための移動支援に繋げていくかが大きな課題です。新庁舎建設も予定されています。大きく湖南市としてのバスの運行が今後求められていくのではないかと考えます。

今後も、総務常任委員会として、今回の研修を参考にしながら模索していきたいと思います。