8月31日 議会時部局研究会シンポジウムに出席しました。
基調講演として、講師に、辻 陽近畿大学教授。
テーマは、地方議会の岐路~交わらない議会改革論
叫ばれる議会改革の必要性・・しかし、なり手不足など、なかなか進まないのが現状。
内からの改革・・議会の機能強化と住民参加。
外からの改革・・選挙制度と執政制度。
国と自治体の改革すべき点が異なっている。地域の課題が国に見えているのか疑問です。
執政制度・・首長の強い権限。(予算編成権、議案提出権)が現実です。
町村議会のあり方に観する研究会では、「集中専門型」モデルと「多数参画型」の二つのモデルを提起している。
考え方は様々です。
今後の議論が注目されます。
研究発表として、元三重県議会事務局次長 高沖秀宜氏の講演を聴きました。
私は何度も聞く機会を得ています。
大規模自治体議会の改革状況報告でした。議会事務局のサポート体制は、それぞれまちまちです。
政務活動費のチェックや、政策立案サポートなど、事務局体制に各市町、差があるのがわかりました。
若手議員が中心に改革マインドが高い。
四日市議会では、議会事務局機能の制度的改革を提言したりしている。
パネルディスカッションでは、「議会事務局は何をどこまでできるか」と題して話し合われました。
コーディネーターには、湖南市市長、谷畑英吾が務めました。首長が務めるのは珍しい事です。
市長は、議会事務局研究会の会員ということです。
びっくりしたのは、大阪府の議会事務局では、会派重視で議会運営されています。
議員の自発的な活動、事務局のサポートを受けながら、政策提案に繋げる。現在でも事務事業評価を各常任委員委会で実施していますが、今後も各議員の研鑽を重ね、議会として力を持っていかなくてはならないと思います。
改革はこれからも続きます。