第1回地域共生社会推進全国サミットinながくて

 

10月18日・19日。快晴の中、第1回地域共生社会推進全国サミットに行ってきました。

とても楽しみにしていたサミットです。

サミットの前に「まざって暮らす見学会」として、愛知たいようの杜を見学してきました。約40人の参加者でした。

ゴジカラ村・・そこは自由な空間で、子ども達の保育や学童、高齢者の特別養護老人ホームやショートステイ、看護と介護の幼稚園やカフェなどごちゃまでで生活しています。

この施設は、現在市長、吉田一平氏が創設されたということでした。

案内の女性もボランティアで、もりのようちえんの保護者さん。

誰でも見学はウェルカムで、この日も短い時間の中、ぎっくり腰をしながらも懸命に説明していただきました。そこがこのたいようの杜という場所なんです。

  

高齢者施設の中に、子ども達の遊ぶ声が響き、鳥たちも鳴いている・・

元気な高齢者が、子ども達の見守り、保育をおこない、それが生きがいに・・

幼稚園では、異年齢でクラス編成され、空調設備もなく、暑いときは木陰であそび、寒い時はたき火で暖をとる。

生活をする・・生きる力をみにつけすためにと話されていました。

もう少しゆっくり見学がしたかったな・・・

そこは、夢の世界でした。

 

愛知県立大学講堂にて、オープニング式

全国から約1000人の関係者、職員や事業者、議員や町長さんなどなど・・が集まりました。

日本介助犬協会によるデモンストレーションが披露されました。

犬たちのその健気な人の介助に感動。愛情あふれる介助犬に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

特別講演は、介護保険をつくったと言われる、山崎史郎氏の講演。

リトアニア大使館に特命全権大使として勤務されていますのでビデオでのお話でしたが、「地域包括ケア政策の総括から地域共生社会へと題して、わかりやすくお話してくださいました。

シンポジウムでは私の大好きな大森彌東京大学名誉教授がコーディネーターを務められその滔々と話される様子は聞いている側を和ませてくれます。そうであってポイントを押さえて話されるのはさすがだなと感心しました。

 

講義が終わり、夜は全国から集まった交流会。講義いただいた講師の先生も参加され、直接話せるチャンスに胸が高まります。たくさんの参加者と名刺交換をさせていただき、皆さんの地域共生を如何につくりだすか・・必要ではあるが難しいそんな話を皆さんと共有しました。

次の日は、分科会に分かれ、私は、分科会C「長久手でやってみたけど、うまくいまないこと」と題する分科会に参加。そこで、大山自治会相談役の佐藤良子さんのお話には感銘を受けました。越してきた時はご近所さんが仲良く、協力して生活していたが、新しく建て替わってから、ご近居同志が疎遠となり、昔を取り戻したいと、自治会長に立候補し、おまつりや様々なサークルを立ち上げて人と人を繋げて行ったと・・・

その苦労は大変なものがあったことと思いました。

分科会へ、長久手市市民が多く参加されていることに驚かされました。

昼食時には、様々なパフォーマンスが披露され、ぽかぽか陽気の中庭で、音楽を楽しんだり、ダンスの披露、また、多くのボランティアがブースを設け、市民活動の披露なされていました。この長久手市の市民力にはびっくりするものがあります。

  

お昼からは、分科会の報告・・そして、転ばぬ先の杖 引き継ぎ式 次回は秋田県湯沢市です。

 

人口が減少して、高齢化率が高いそうです。まちおこしに力を注いでおられます。

来年も是非とも行ってみたいな・・

最後に、「あなたがつくる地域共生社会」と題して講師にstudio-L大表 山崎 亮氏のお話を聞く機会を得ました。

素晴らしいものでした。

関心のない人を如何に呼んでくるか・・それには、コミュニティデザインも必要と。

今の若い人は、堅い事を言っても集まらない。

なんだか楽しそうと感じてもらえる第一印象が重要とのことで、目から鱗はことばかり・・・

  

たくさんの事例をもとに、お話いただきました。

65歳で定年をして、人生90年。

如何に後半の人生を有意義に生きるかが課題です。

仕事でなくボランティアなので、何か生きがい、楽しい事が必要。

それを感じさせる広報の仕方、進め方は重要とのことで、大変参考になりました。

世代は変わり、時代も環境も変わっています。

自治会が如何に変われるか・・・

私も実践して、見つけ出していきたいとおもいました。

とても有意義な研修でした。